― Wine producers ―
フランスローヌ地方
パリ出身のエルヴェ氏は、元貴族だという妻の実家が経営するドメーヌ・ロマノー・デストゥゼというワイナリーを1993年に受け継ぎました。
16世紀に建てられたお城のような住まいに併設した醸造所には、歴史を感じる重厚感があるそうです。
エルヴェ氏は、ブルゴーニュ地方での自然派の作り手の第一人者ともいえるフィリップ・パカレ氏と親交が深く、作り手としても人物としてもパカレ氏を大変尊敬しているとのこと。
そのせいか、ローヌのワインといえども、雰囲気はまるでブルゴーニュワインのよう。醸造もゆっくりとやさしく、そして樽熟成も過剰にしないのが彼流。エレガントで、上品なワインばかりです。
数年前にオーナー山本たちが訪問した際に頂いた「ロマノー・デストゥゼ」の名前の入ったワイン木箱は今でもプレヴナンの店内に飾ってあります。
(2017年4月 山本和志)
■ロマノー・デストゥゼ ブラン[2014](白)
品種:ヴィオニエ70%、、ルーサンヌ30%(フランス/ローヌ地方)
【山本恭子イチオシ♪】
純粋でクリアな味わいが印象的。
グレープフルーツやミカンを思わせるほんのり苦みを含んだ果実味が豊かに広がりますが、味わいは実にクリア!
純粋で美味しい♪うす濁りでも雑味全くなし。一点の曇りも感じないその味わいにワインづくりへの純粋さを感じます。