岡山のワインショップ、無農薬・有機栽培(ビオロジック、ビオディナミ農法)のビオワインのみを取扱う「自然派ワインの専門店」です。

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オレンジワインとは?

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オレンジワインとは?
2021年02月04日自然派ワインとは?

オレンジワインとは?

さて、問題です。この写真の5種類のワインの中でオレンジワインはどれでしょう?
(★このブログの内容は、動画でもご覧頂けます。)

 

 

 

 

正解は、右の2本です。

 

何が違うのでしょう?
瓶の色が濃くて中身がわからないものもありますが、
中身が見えているものは、全て色が濃いですよね。

 

右から3本目はロゼ、4本目のワインは辛口の白です。

 

右から5本目は、甘口の白です。

 

オレンジワインについて、私たちの知っている範囲ですが、お伝えしたいと思います。

 

4、5年ぐらい前からオレンジワインという言葉も
よく使われるようになってきましたよね。
色がオレンジがかっていればオレンジワインという訳ではないんですよね。

 

例えば、以下のような理由でオレンジぽく見えるのはオレンジではなく白ワインです。

 

自然派ワインの中には、酸化防止剤を使用しないワインも多くあり、
酸化によって変色してオレンジ色っぽくなるものもあります。
りんごを切ると色が茶色っぽくなっていく現象と同じです。

 

また、貴腐ぶどうのように、ぶどうの糖度が高くワインにした時に色が濃くなるものもあります。

 

それとか、樽での熟成や瓶での長期熟成によっても色が濃くなったものもあります。

 

このように色々と色が濃くなる現象が考えられます。
しかし、これらは、オレンジワインとは呼ばないのです。

 

このオレンジワインという呼び方が出来たのは、2004年のことだそうです。
イギリスのワイン取引業のデヴィッド・ハーヴィーさんがオレンジワインと言うカテゴリーを作ったのです。

 

では、どのようなワインをオレンジワインと呼べばいいのでしょう。

 

それは、このオレンジワインと言う言葉が出来た時のワインがどのようなものを
指したかと言うことにないますよね。

 

そのオレンジワインと言うカテゴリーが作られた10年ほど前の1995年に、イタリアのフリウリのワイン生産者が伝統的な製法でワインを作り、それが広がりを見せるようになったのですが、特定の名前がなかったので、色にちなんでオレンジワインとしたそうです。

 

では、そのワインとはどのようなワインなんでしょう?

 

そのフリウリの生産者で、ヨーロッパを代表するオレンジワインの
生産者サシャ・ラディコンさんのお話を参考にしたいと思います。

 

イザベル・レジュロンMW著作の自然派ワイン入門には、サシャ・ラディコンの話として、このように記されています。
「天然酵母入りで、温度調節を行わずにマセラシオンしなくてはなりません。
たとえ5日間だけでも(ぶどうの)皮と接触させておくことで、完全にオレンジ色になります。
温度調節をすると、たとえ20度に設定する場合でも、1か月マセラシオンしても温度が低すぎて色はつかないのです」。

 

このようにして、出来上がったオレンジワインは、赤ワインと同じようにぶどうの皮や種を一緒に漬け込みますので、渋みが抽出されたり、酸化による独特の風味がついたりして豊な味や香りが楽しめるものになります。

 

発酵させる発酵槽が、樽、ステンレス、甕とかの種類には、関係がないようですね。

 

この皮ごと白ワインを漬け込んで、天然酵母で温度管理をしない製法は、
新しいことではありません。

 

ワイン発祥の地と呼ばれているジョージアでは、8000年も前からこの製法で作られています。
ジョージアやの伝統的な醸造方法として、クヴェヴリという素焼きの甕に、
白ぶどうをそのまま皮も種も入れて作られる製法があります。

 

考えてみれば、一番シンプルな方法ですよね。
現代のような技術はありませんので、温度管理も出来ませんし、天然の酵母しか存在しません。

 

ジョージアの人は、このように伝統的に仕込んだワインをオレンジワインとは言いません。

 

クヴェヴリで仕込んだワインは、クヴェヴリワインと呼ばれているようです。

 

さて、オレンジワインですが、どのように楽しんだらいいのでしょうか?

 

まず、温度ですが、あまり冷やさない方が美味しく感じると思います。
軽く冷やしてもいいですが、赤ワインを飲むくらいの温度がいいと思います。

 

また、味わいはと言うと、ぶどうの旨みがしっかり楽しめ、その果実の中に
渋みや酸化したニュアンスもあってとても複雑な味わいになります。

 

旨味がしっかりしているので、和食にもよく合うのです。

 

香りについても独特なものがあり、じっくり楽しめます。

 

もともと酸化していますので、酸化にも強く、抜栓後の
日持ちも長いのです。

 

私たちが思うオレンジワインとは、白ぶどうを使って伝統的に作られた自然派ワインです。

 

そのためには、ぶどうに天然の酵母が付着しないといけないので、もちろんぶどうは無農薬・有機です。
さらに、添加物を使わず、天然の酵母の力で自然にワインになっていくものです。

 

そして、ぶどうの皮も種も漬け込みますので、色がオレンジっぽくなるのです。
自然なことですね。

 

ぜひ、その土地のテロワールも楽しんで頂ければと思いますので、
自然派のオレンジワインを飲んで頂ければと思います。