
自然派ワインの白って何で美味しいの?
つい先日、常連のお客様とのお話です。
そのお客様ご夫妻のお好みは、「フルボディの赤」でした。
ショップにいらっしゃると濃いめのワインをお求めになられるので、私たちはいつもフルボディの赤ワインをお勧めしていました。
しかし、今となっては、自然派ワインに、とてもご理解のある「超ナチュラルなワイン」が大好きなご夫婦という認識に変わってしまいました。
いつも飲食店にいらっしゃると泡を飲まれて、白を飲まれます。
ミネラル感のしっかりした白ワインもお好きです。
赤を飲まれることはあまりありません。
赤を飲まれる時は、超ナチュラルな赤ワインをお勧めします。
決して、濃い赤はお勧めしません(笑)
今となっては、フルボディの赤がお好きなお客様という印象は全くなくなってしまったのです!!!
別人のようです。
そのご主人様が以前のワイン選びについてこう話してくれました。
「ちまたの白ワインは酸っぱくて飲めないし、ロゼは、甘くて飲めない」
「だから、味のある赤ワインばかり飲むようになった」
今では白好きな私も2000年ごろまでは、美味しいと思える白ワイン(2000円〜3000円程度の)に出会ったことがありませんでした。
「同じ値段ぐらいの赤と白があった場合、なんで同じお金を払って、白ワインを飲むのかが理解できず、飲み応えのある赤ワインばかり飲んでいました。
もちろん、その当時のお店の品揃えも赤ワインが70%以上占めていたと思います。
(この当時のお店は、自然派ワインの専門店ではなく、一般のワインを扱っていました。)
しかし、自然派ワイン(当時は、ビオワインと言っていました)に出会って、白ワインの美味しさに気づいたことをよく覚えています。
それも高級な白ワインではなくて、1700円ぐらいのフランス・ロワール地方の白だったのです!!!
透明感のある余韻の長いワインで、とてもその値段には思えませんでした。
白ワインは、赤ワインのように濃くありませんし、樽の風味もあまり付けれないので、どうしてもぶどうそのままの味になりやすいです。
私たちの扱っている自然派ワインは、有機・無農薬で育てたぶどうなので、根がしっかり張っていて、養分やミネラルをしっかり吸収しているのです。
そして、熟したぶどうを使用しますので、それがワインなると味がしっかりするというのは想像できますよね。
大量生産するために、未熟なぶどうを使用したり、添加物を足したりすることによってぶどう本来の味がしない白ワインが多く
私もそのお客様も美味しい白ワインになかなか出会えなかったのです。
自然派ワインの白の美味しさに気が付いてしまうと、もう一般のワインに戻れません。
今、私たちのショップでは、年中白ワインがよく出るようになってきました。50%ぐらいを白ワインが占める程です。